読むカウンセリング(ブログ版)

 

2007.05.16

「NHKの内閣支持率アンケート結果」と悩みの類似点

カテゴリー  【03】: トピックス

昨日だったと思うですが、NHKのニュースで安倍内閣の支持率について取り上げられていました。アンケートの設問設定の影響もあるかもしれないのですが、「指示する」と回答した人の内、その選択理由として最も多かったのが「ほかの内閣よりよさそうだから」(35%くらいだったと思います?)だったということが、ちょっと、衝撃的でした。

それは、『悩み』に陥った時の思考に非常に似ていると感じたからです。
 

 
 
 
一般的に、人は、特に心が苦しいと感じていない場合は、自分の中から自由に発想して、数多くの選択肢を創り出し、そして、その選択肢の中から、その時の自分の気持ちに一番合ったものを選び、行動することができます。
ポイントは、自分の中から選択肢を創り出すというところです。
 
 
ところが、様々な事情によって、『自由に発想したところで、それをする事ができない』と感じてしまうと、周りの人から与えられること(言い方を替えれば、周りの人から「やってもいい」と許可が出ているもの)の中から、一番マシなことを探し出し、それをやる事で我慢しようとしてしまうようになります。
ポイントは、選択肢は、周りから与えられるというところです。
 
 
一番やりたいことではなく、マシなことをやっている訳ですから、本当の気持ちとの間にギャップが生じ、それが、ストレスや心の苦しみにつながってしまうのです。
 
 
日本の社会から自由な選択肢が消えかけている。
それは、個々の人を見れば、それぞれの人が、少し悩み気味の人が多いということになるのだろうと思います。しかし、個々の人のこととしてみるのではなく、アンケートとして集計し、それを国家の指標としてしまった時点で、個人の悩みということでは済まなくなります。その悩みの雰囲気が、国家を左右するところに反映してしまうからです。

今の日本社会を『人』に例えると、やっぱり、「悩んでいる」と表現できるのかもしれません。

 
 
 
【余談ですが・・・】
これは、統計をとるということによって陥る状況です。統計をとらなければ、それを裏付けとして、ことを進めることも出来ないからです。統計は、その設問によって、その結果をどうにでも変えるられるところがあります。(調査項目に、調査者の意図が隠されている事もは多いです。)しかし、統計は科学的なように感じさせるところがあり、非常に危うい手法だということを認識し、統計をとる人は、もっと慎重にやった方が良いような気がします。それを報道するのは、もっともっと、もっともっと、もっともっと、慎重になる必要があると思うのです。

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