読むカウンセリング(ブログ版)

 

2005.02.16

罠(わな)

カテゴリー  《04.1》: 生立ち編

「罠(わな)」というと、そこに悪意が含まれるような印象を与えるかもしれませんが、これから述べる「罠」には悪意はありません。でも、悪意が無いからそれ気付き難く、余計に性質(たち)が悪いのです・・・。

それぞれの家庭には、それぞれの家庭の罠があると思うので、それを考えることは、これを読まれている皆さんにお任せすることにして、それを考える参考になればと、私の家庭に仕掛けられていた罠をひとつ紹介したいと思います。

【例(私の場合)】
私の母親は、「疲れた」とか「しんどい」とかいう言葉を、よく私の前で、口にしていました。小さい頃の私は、そう言われると、「何かしなければならないのかなぁ〜」って気持ちになって、「何か手伝おうか?」とか「ボクがやろうか?」とかいう事を言っていました。でも、今から考えると、何をして良いか分からなかったり、どうしたら良いのか分からなかったり、本当はしたくないという気持ちになって困っていたような気がします。で、私が言葉では、「手伝おうか?」と言うものの、実際には動かない私を、私の母親は「手伝う気も無いのに言うな!」と責め、責められた私は、それができない自分が悪いのだと、自分自身を責めたのでした。

簡単に表現すると、「言いたくないことを言わされて、それを言うと責められる」という罠にはまっていたということだと思います。もし今の自分がその場面に戻ることができたら、たぶん、心にも無いことを言わないでいられたり、言ったとしても、その後責められたら、「心にも無いことを言わせないで欲しい」と言えるような気がします。

母親(父親)に父親(母親)の愚痴を聴かされ続けると、父親(母親)が悪い人のように思えてしまったりするのも、そんな罠の一つかもしれません。「私が、お母さん(お父さん)を守ってあげるから」というような事を思っているときも、罠にはまっているのかもしれません。他にも色々とあると思います。

ほんの一例ですが、もし、あなたがお父さんのことを嫌いだと思っているとき、次のようなことを考えてみるのは何かの役に立つかもしれません。
○『「この人は、お父さんのことを嫌いと思っている」とあなたが感じている人』が、あなたの近くにいますか?
○本当は、あなたはお父さんとどうしたいのですか?(お父さんにどうしてもらいたいのですか?)

自分に仕掛けられたそんな罠に気付くことは、自分の本当の気持ちに気がついたり、自分の本当の気持ちを大切にするにはどうしたら良いのかを考え始めるきっかけになるかもしれないと思います。

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